1. 自社の魅力を正しく発信できていない

当社が支援を行わせていただくのは、採用に苦戦している、採用の進め方が分からない、などのお悩みをお持ちの企業様が多いです。そして、支援をさせて頂くと1カ月を過ぎたころから応募が増えていくのに、驚かれます。

 

こうしたお悩みを持たれる企業の多くで、「自社の魅力を正しく発信できていない」ということがあります。

 

例えば、弊社が支援させていただいた企業は、地場に長年根付いていた企業で歴史があり、地域での知名度が高い企業でした。

 

ただ、情報発信においては都市部の大手企業を参考に、地元っぽさを消し、やや現実とかけ離れた綺麗な情報発信をされていました。しかし、応募は増えず、たとえ入社しても事前の綺麗なイメージとのギャップにすぐ退職してしまうことが続いていました。

2. 勝てる範囲で勝ちに行く

我々が支援の中でお話をお伺いすると、アピールするポイントはむしろ都市部から離れているからこそできる生活や、地域との密着感、良い意味での企業のアナログ感、地域の歴史などでした。

 

広報的に発信する範囲も地元に絞り、敢えて地元押しの内容で勝てる範囲で勝ちに行くことにしました。これは採用広報も組織変革も根本的には一緒で、勝てるところまで範囲を狭めて、そこで勝ちながら、徐々に範囲を広げていくことが王道です。

3. Iターンの結果につながった

この広報で、最も結果につながったのはIターンの方の採用でした。Iターンの方は、仕事以外の理由でその土地に来られることがほとんどです。例えば当社のある長野県の場合、山登りがしたい、という理由で30~40代くらいの方がIターンされるケースがとても多いです。その場合、何度も来ていて土地に魅力を感じて引っ越す方が多く、逆に土着的であることが強烈な強みになります。

 

また、社内の実態に即した発信になるため、入社してからの「こんなはずじゃなかった」を防ぐことにもつながります。

 

企業には、それぞれの「特徴」があります。その特徴とずれた展開をしても、うまくいきません。いかに、その特徴をとがらせて採用広報を行っていくかが大事です。そして勝てるところで勝ちにいくこと。

 

我々も、出来る限りお客様に入り込んで、魅力を発信できるように心がけております。